猟奇記録:ナンセンス(0:0:1)
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「約束をする指が小指なのだとしたら、私を殺す指はどの指なのだろうね。」と、私の横で笑うのはかつて愛した女だ。
おそらくそれは、と言いかけて僕は何も言わなかった。
言えなかったのか、言いたくなかったのか、それらにより意味が変わるこの淀みは恐らく僕が僕として在るための何かであろうとも思う。
その女の腰を振る時の、関節の柔らかさが好きだった。
物欲しそうに男根を求める、その顔と唇がどの劣等感をも刺激した。
緩やかに、落ちていく感情をセックスに用いたのだ。
愛を囁いて、耳を噛み、よがるその顔が堪らなくそそられたのだ。
重たい女でもあった。
感情の起伏が激しく、ことある事に酷く発狂するのはその女の処世術でもあったのかもしれない。
気に入らない事があると、自傷癖を盾に僕を脅す、そういった類の女だった。
だが、その腐食していくネジ穴のような女の、溢れんばかりの愛液が堪らなくそそられたのだ。
時折、わざと僕はその女の心を踏みにじった。
そうする事で、縋るその女の穴が酷く濡れたからだ。
充血し、涙を流しながら僕を求めるその姿はどちらが顔なのか性器なのか、わからなくなるほどだった。
その綺麗な女が、歪みながら私を呼ぶ様が、愛しくて、愛しくて、止まらなかった。
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